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スキャナでは、薄墨を読み取らない。 真っ白になってしまう。 「怪奇絵巻」や「恐怖博士」が 昔の児童書の読み物のパロディなのは、 言うまでもないが、 あれに薄墨が使えれば、もっと雰囲気が出る。 しかし、雑誌では薄墨が使えない。 なんでも、カラーや写真扱いになってしまうとか。 だから、代わりにスクリーントーンと いうものがあるらしい。 では今日紹介の本。 「土人の毒矢」 山中峯太郎 原作・ドイル 昭和47年 名探偵ホームズ18 ポプラ社 「黒蛇紳士」だの「夜光怪獣」だの 原題を無視したタイトルをつける山中先生。 しかしこの「土人の毒矢」は 「なるほど、原題は『サセックスの吸血鬼』だな」と イメージ出来るタイトル。 先ほど述べた「児童書の挿絵の薄墨」とは、 こんな感じのこと(これは背景にトーンを使っているけど)。 この絵に薄墨を塗らず、ペンだけで白かったら、 「奇怪な土人の仮面」としての 迫力に欠けていただろう。 |
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